中国の一部の地域で始まった感染症ですが、国の封じ込め対策が奏功せず市中感染が起きる事態になってしまいました。

感染しても軽症で済む人が多いという状況のようですが、死亡例ではあっという間に悪化して亡くなっています。感染し重症化しなくても感染が確認されれば自宅待機などの隔離が必要になり通常の生活ができなくなります。

なっても大丈夫という状況では全くありません。すぐそこにある危機として感染対策をしなければなりません。

手洗いうがいと言われますが、一番大事なことは顔を触らないことです。一般のマスクはウイルスには無効といわれますが、顔を触らないためにはマスクの効果は絶大です。金属、プラスチックなどではウイルスが生きている時間が長くなるといわれています。外に出て触るものすべてにウイルスがついていると考え、何かを触れば手が汚染されていると考え、顔を触る必要があるときには十分な手洗いや、アルコール除菌をしてからにしてください。

眼も感染対象になります。つい目を触ってしまわないために花粉症でなくても花粉用の眼鏡を使用することも有効と思われます。目がかゆくなったら、こする前に除菌です。また、外でも家でも触るスマホは要注意です。スマホもまめに除菌をしてください。

糖尿病患者は重症化しやすいと言われていますが、糖尿病であるかどうかではなく血糖コントロールがいいかどうかが問題になります。HbA1c7%以下であれば感染症は影響しないと考えて良いです。当院に通院中の患者さんのほとんどが大丈夫ということになります。日本での死者はいまのところ高齢者だけですが、中国では若い医師も亡くなっています。油断せず感染対策をしっかりと実行してください。