血圧が高いと脳梗塞や心筋梗塞になりやすいことは昔から知られています。
 以前は血圧測定は病院や診療所で行う検査のひとつでしたが、最近は電気屋さんに行くと1万円以下で家庭血圧計を買うことができるようになり、家庭で測定している人も少なくありません。
 病院のほうが正確なのでは?と思われる方もおおいのですが、上腕で測定するタイプのものは十分に正確です(心配な方はご自身の血圧計を病院に持っていって同時に測定してもらってください)。
 正確さを考えるときには測定時刻を考える必要があります。仮に病院での血圧が正確であったとしても、それは昼間の血圧でしかありません。最近、早朝高血圧が脳梗塞に重要な関与を示すことが報告されており、病院での血圧が普段より低値を示す仮面高血圧(逆白衣高血圧)をしめす患者さんもいることが報告されています。脳梗塞の発症が早朝に多いのも早朝高血圧と関連があるとされていますし、1997年の東北大学のグループは脳梗塞の発症にかんしては家庭血圧のほうが病院での血圧測定より有用と報告しています。
 病院で血圧はいいといわれていても、糖尿病や高脂血症、肥満、喫煙などの動脈硬化のリスクのある人は家庭血圧計で起床時の血圧測定をお勧めします。早朝の血圧が普段の血圧より高いようでしたら病院で相談することをお勧めします。